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実家を出て一人暮らしをしていると、離れて暮らす親の家の防犯まで気が回らないという方も多いのではないでしょうか。特に親世代は、鍵や来訪者対応の習慣が若い世代とは異なる場合が多く、無意識のうちに防犯上のスキが生まれていることがあります。帰省したタイミングなどで、一度見直しておきたいポイントをまとめました。
親世代の家によくある防犯上のスキ
- 昔ながらの鍵(ディンプルキーではないシリンダー錠)のまま
- 玄関の鍵をかけ忘れる、二重ロックを使っていない
- 訪問販売や特殊詐欺のような「来訪者」への警戒が薄い
- 庭や裏口など、死角になりやすい場所に無防備な部分がある
- 近所付き合いが減り、周囲の目が届きにくくなっている
特に「昔からこの地域は安全だから」という思い込みは、防犯対策が後回しになりやすい原因のひとつです。地域全体の防犯環境は年々変化しているため、思い込みだけに頼らず、実際の設備を確認することが大切です。
帰省時に一緒に確認したいこと
まずは玄関・窓の鍵の種類と数を確認し、必要であれば補助錠の追加を提案してみましょう。あわせて、来訪者対応についても「知らない人はドアを開けずにインターホンで対応する」といったルールを、押し付けではなく会話の中で共有できるとよいですね。親世代にとっては、これまでの生活習慣を変えることに抵抗を感じる場合もあるため、頭ごなしに指摘するのではなく、ニュースの話題などをきっかけに自然に伝える工夫も有効です。
- 補助錠・窓センサーの追加を提案する
- インターホンをモニター付きタイプに変更できないか相談する
- 特殊詐欺の手口について、ニュースなどを話題に自然に伝える
- 庭木の剪定や外灯の設置など、死角を減らす工夫を一緒に行う

特殊詐欺対策も忘れずに
離れて暮らす親の家で特に気をつけたいのが、電話やインターホン越しの特殊詐欺です。「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」など手口は年々巧妙化しており、防犯設備だけでは防ぎきれない部分もあります。固定電話に詐欺対策機能付きの電話機を導入する、留守番電話の設定を活用するといった対策も、あわせて検討してみましょう。
- 詐欺対策機能付きの電話機・留守番電話の活用
- 知らない番号からの電話にはすぐ出ない習慣をつける
- 家族間で「お金の話は必ず直接会って確認する」というルールを決めておく
離れているからこそ見守りサービスが心強い
毎日様子を見に行けない分、外出先からスマホで家の状態を確認できる見守りカメラや、異常時に駆けつけてくれるホームセキュリティサービスは、離れて暮らす家族にとって心強い存在です。防犯だけでなく、急な体調の変化に気づけるきっかけにもなります。最近では、生活動線にセンサーを設置し、一定時間動きがない場合に家族へ通知が届くタイプの見守りサービスも増えています。
親世代への提案の仕方にもコツがある
防犯対策を提案する際は、「危ないから」と不安を煽るような伝え方よりも、「安心して長く暮らしてほしいから」というポジティブな伝え方の方が受け入れてもらいやすい傾向があります。一度に多くの変更を求めるのではなく、優先度の高いものから少しずつ提案していくのも、スムーズに進めるコツです。
兄弟姉妹がいる場合は役割分担を
兄弟姉妹がいる場合は、誰が防犯対策の提案役になるか、誰が定期的に連絡を取るかなど、役割分担を決めておくと負担が偏らずに済みます。全員が「誰かがやってくれるだろう」と思っていると、結局誰も対策をしないまま時間が過ぎてしまうこともあるため、家族間で一度話し合っておくことをおすすめします。
- 防犯対策の提案役、定期連絡係など役割を決めておく
- 家族間の連絡グループを作り、情報を共有しやすくする
- 帰省のタイミングを合わせて、まとめて確認できる機会を作る

専門家や地域包括支援センターへの相談も選択肢に
高齢の親の見守りに不安がある場合は、地域包括支援センターなど公的な相談窓口を活用するのもひとつの方法です。防犯だけでなく、生活全般の見守り体制について専門家からアドバイスをもらえることもあります。家族だけで抱え込まず、地域のサポートも上手に活用していきましょう。
まとめ
離れて暮らす親の防犯対策は、後回しになりがちなテーマです。帰省などのタイミングを利用して、家の防犯設備や日々の習慣を一緒に見直してみてください。日頃からのコミュニケーションと、無理のない範囲での提案が、離れて暮らす家族の安心につながります。防犯対策は一度で完璧を目指さず、少しずつ一緒に整えていく気持ちで取り組んでみてください。

